道の駅
1件京都市にある道の駅。
京都府
きょうとし
延暦十三年の平安遷都から明治初期に至るまで、千年以上もの長きにわたり日本の首都として歴史と文化をリードし続けた京都市は、三方の豊かな山並みと清らかな鴨川のせせらぎが織りなす「山紫水明」の美しい景観に抱かれた世界屈指の国際文化観光都市です。市内には清水寺や金閣寺を筆頭に十七もの世界文化遺産が点在し、日本が誇る国宝の約二十パーセントがこの地に集中しています。盆地が育む上質な地下水を活かした、雅な薫り漂う京懐石や、素朴ながらも職人技が光るおばんざい、そして京都観光のお土産の代名詞として全国にファンを持つ伝統銘菓「八ッ橋」などの極上フード文化が、暮らす人々や訪れる人々の日常を五感で豊かに彩っています。歴史を紐解けば、かつての平安京は朱雀大路を中心に「左京」と「右京」に分かれ、のちに街の中心が東へシフトしたことで「上京」と「下京」という二つの繁栄の核、すなわち独自の自治組織「惣構え」を持つ双子都市へと進化を遂げました。明治初期の東京奠都という巨大な存亡の危機を、琵琶湖疏水の建設や日本初の路面電車の開業といった、伝統を重んじながらも進取の気性に富んだ挑戦によって乗り越え、驚異的な近代化を果たした不屈のあゆみを持っています。古き良き美意識をかたくなに守り、磨き抜いてきた千年の記憶が、現在の豊かな営みと交差しています。
最終更新日:2026年7月31日
鯛の切り身やあらと聖護院かぶを、昆布だし、酒、薄口醤油などで煮る京都市の料理です。聖護院かぶは大きく切って下ゆでし、煮崩れを防ぎながら鯛のうま味を含ませます。鯛の脂とだしが淡白なかぶへ染み込み、異なる食材が互いを引き立てる京都の「であいもん」の一例とされています。聖護院かぶが出回る冬を中心に、家庭や日本料理店で作られてきました。鯛のあらを使う場合は、霜降りして臭みを除いてから煮ます。
賀茂なすを厚い輪切りまたは横半分に切り、油で揚げるか焼いて、白味噌や赤味噌を使った田楽味噌を塗る京都市の料理です。賀茂なすは丸い形と緻密な果肉を持ち、加熱しても形が崩れにくい京の伝統野菜です。表面へ切り目を入れて火を通し、味噌、砂糖、みりんなどを練ったたれをのせ、木の芽やごまを添えることもあります。収穫期である夏の家庭料理や日本料理店の献立として作られています。
すぐき菜のかぶと葉を塩だけで漬け、乳酸発酵させる京都市北区上賀茂地域の漬物です。収穫したすぐき菜を塩で荒漬けした後、丸太をてこのように使う「天秤押し」で強く圧力をかけ、本漬けします。その後、室と呼ばれる暖かい場所で発酵させ、特有の酸味を生じさせます。上賀茂神社周辺の社家や農家で栽培と製造が受け継がれ、冬から春にかけて食べられてきました。刻んでご飯へ添えるほか、茶漬けにも用いられます。
なす、きゅうり、みょうがなどの夏野菜を赤紫蘇と塩で漬け、乳酸発酵させる京都市左京区大原地域の漬物です。赤紫蘇の色が野菜へ移り、発酵による酸味と香りが生じます。名称は、紫蘇を意味する古語の「紫葉」に由来する説や、大原に隠棲した建礼門院が名付けたという伝承があります。もとは塩と赤紫蘇だけで漬ける保存食で、現在は調味液を使う商品もあります。ご飯、茶漬け、酒肴などに添えて食べられています。
京都市にある道の駅。