大阪府
堺市
さかいし
大阪府の中部に位置する堺市は、世界文化遺産に登録された「百舌鳥・古市古墳群」を擁し、古代から現代まで常に日本の歴史の重要な舞台となってきた政令指定都市です。中世には、商人たちが周囲に濠を巡らせて大名から独立した「会合衆」による自治都市を形成し、国内有数の国際貿易港として繁栄を極めた「東洋のベニス」とも呼ばれた歴史を持っています。茶の湯を大成した千利休や歌人・与謝野晶子を育み、河内鋳物師から受け継がれた金属加工技術をルーツとする鉄砲や自転車などの高度なものづくり産業の伝統を今に引き継ぎ、古い歴史遺産と現代の都市開発を重ねながら、現在の都市へと歩みを続けています。
最終更新日:2026年8月2日
郷土料理・ご当地グルメ
この地域で親しまれている味を1件紹介します。くるみ餅
蒸すかゆでた餅を、青大豆や枝豆などで作る緑色のあんで包む堺市の和菓子です。名称は木の実のクルミではなく、餅をあんで「くるむ」ことに由来するとされています。あんは豆をすりつぶし、砂糖などを加えて作り、店や家庭によってなめらかさや甘さが異なります。堺では室町時代から食べられてきたとする伝承があり、茶の湯文化と結び付いた菓子として、和菓子店や甘味処で提供されています。