北海道
札幌市
さっぽろし
石狩平野の南西部に広がる札幌市は、鮮やかな四季の移り変わりと近代的な都市機能が美しく調和する北海道最大の都市です。開拓使の設置にともなって防火帯として作られた幅百メートルの道路が起源である大通公園が中心を貫き、夏には爽やかな緑風の中で冷たい生ビールを楽しむビアガーデンが街を賑やかに活気づけます。冬には最深積雪約一メートルに及ぶ豊かな雪を活かした「さっぽろ雪まつり」が世界的な人気を誇り、名物のみそラーメンや北海道民のソウルフードであるジンギスカン、そしてお酒の後に一日を甘く締めくくるシメパフェといった独自の温かい食文化が、人々の日常を美味しく豊かに彩っています。歴史を遡れば、明治二年の開拓使設置にともなって本格的な本府の建設が始まり、判官・島義勇が円山の丘から広大な原野を見渡して遠大な都市計画の構想を練ったと伝わります。明治八年に最初の屯田兵が移住して以来、碁盤の目状に区切られた美しい街並みや鉄道が敷かれ、札幌市時計台や北海道庁旧本庁舎といった歴史的建造物が開拓者たちの力強いフロンティアスピリットを今に伝えています。原野を切り拓いた先人たちの情熱や、スズランの花が優しく咲き誇る豊かな大自然のあゆみが、現在の豊かな営みと交差しています。
最終更新日:2026年7月31日
郷土料理・ご当地グルメ
この地域で親しまれている味を2件紹介します。札幌スープカレー
鶏肉や魚介、大きく切った野菜などを、香辛料を効かせたさらりとしたスープ状のカレーと合わせる札幌市の料理です。1970年代に市内の喫茶店で提供された薬膳風のカレーをルーツとする説があり、その後、専門店の増加とともに札幌の食文化として定着しました。スープの濃度、辛さ、だし、具材、仕上げの油は店舗によって異なります。
札幌ラーメン
豚骨や鶏がらなどで取ったスープへ味噌だれを合わせ、中華麺、もやし、玉ねぎ、ひき肉、長ねぎなどを載せる札幌市のラーメンです。戦後の市内でラーメン店が増え、昭和三十年代に味噌を使った形式が考案されて広まりました。縮れた太めの麺や、ラードで表面を覆った熱いスープを用いる店もあります。だし、味噌、麺、具材は店舗によって異なります。