沖縄県
北大東村
きただいとうそん
太平洋上の北大東島と沖大東島を管轄する北大東村は、隆起サンゴ礁の島に築かれた開拓の村です。北大東島では1903年(明治36年)に本格的な開拓が始まり、八丈島から渡った人々の文化と沖縄の文化が重なりました。平坦な農地ではサトウキビ栽培が行われ、製糖は島の基幹産業となっています。無人島の沖大東島では、かつてリン鉱石の採掘が行われ、その遺構が近代産業の歴史を伝えます。周囲を断崖に囲まれた北大東島では、大型船を直接接岸できないため、港のクレーンで人や荷物を上げ下ろししてきました。空港と船便が生活を支え、開拓・製糖・海上交通の記憶が現在の島の姿に受け継がれています。
最終更新日:2026年8月2日
郷土料理・ご当地グルメ
この地域で親しまれている味を1件紹介します。大東そば
南大東島および北大東島で受け継がれている独自の麺料理です。八丈島からの移民文化の影響を受け、うどんと沖縄そばが融合して独自の進化を遂げた背景を持ちます。もっちりとした食感とスープの絡みが抜群な平打ちちぢれ麺を使用するのが最大の特徴です。スープは鶏ガラや豚骨、カツオ節を合わせたあっさりとした味わいで、具材には三枚肉やかまぼこ、ネギなどがシンプルに盛り付けられます。現地だけでなく那覇市内でも専門店が存在し、幻のそばとして人気を集めています。