宮崎県
木城町
きじょうちょう
小丸川が山地から児湯平野へ流れ出る場所にある木城町は、町域の多くを山林が占め、川沿いの平地に中心集落と農地が開けています。豊富な水量を生かして小丸川水系には複数の発電所が設けられ、水力発電は町の近代史を特徴づけてきました。石河内には、1918年に武者小路実篤と同志が理想郷を目指して開いた「日向新しき村」があり、ダム建設で多くが埼玉県へ移った後も、その理念と暮らしの記憶が残ります。比木神社から美郷町の神門神社へ御神体が向かう師走祭りは、川の谷を越えた地域の結びつきを伝える行事です。林業や畜産、農業を基盤としつつ、川原自然公園や温泉など身近な居場所も整えられています。川と発電、理想郷、山の生業が同居する町です。
最終更新日:2026年8月2日