熊本県
高森町
たかもりまち
阿蘇カルデラ南東部の高森町は、南郷谷の平地と、宮崎県境へ続く外輪山・山間部を含む町です。中心部は熊本と日向を結んだ高森日向往還の宿場として栄え、現在は南阿蘇鉄道の終着・高森駅を中心に商店や公共施設が集まります。高森湧水トンネルは、鉄道延伸工事中に大量の湧水が出たため工事を断念した跡を公園として活用したもので、今も水が流れます。草部地区の草部吉見神社は、社殿へ向かって石段を下る珍しい配置で知られます。野尻や草部など山側では農林業と集落の暮らしが続き、町中心部とは生活圏が異なります。宿場、鉄道、湧水、県境の山道をたどると、南郷谷の東端で人と物を受け渡してきた町の役割が見えてきます。
最終更新日:2026年8月2日
郷土料理・ご当地グルメ
この地域で親しまれている味を2件紹介します。阿蘇高菜漬け
阿蘇地域の寒冷な気候と火山灰土壌で栽培される阿蘇高菜を使った漬物です。茎が細く歯ごたえがあり、春の限られた時期に手で折って収穫されます。少なめの塩で漬ける緑色の「新漬け」と、多めの塩で漬け込み発酵させるべっこう色の「古漬け」があります。保存食として作られてきたもので、そのままご飯に添えるほか、細かく刻んで油炒めや高菜飯などにも利用され、阿蘇地域の家庭で受け継がれています。
阿蘇あか牛肉料理
阿蘇地域の草原で放牧される褐毛和種「あか牛」を使った料理の総称です。あか牛は赤身の割合が多い肉質を持ち、阿蘇地域の認定店などでステーキ、焼肉、丼などに調理されます。阿蘇の草原は、野焼きや採草、放牧といった人々の営みによって維持され、あか牛の飼育もその循環の一部となっています。地域の畜産物を活用し、草原環境と農業の関係を伝える食文化ですが、単一の料理名ではないため公開候補としては保留します。
高森町の鉄道駅・停留場
この地域には鉄道駅・停留場が1駅あります。南阿蘇鉄道
高森線 1駅
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