図書館・公文書館
1件南関町にある公立図書館と公文書館。
公立図書館
- 南関町図書館
熊本県
なんかんまち
熊本県北端で福岡県に接する南関町は、肥後国へ入る街道を監視した南関関所と宿場の歴史を持つ町です。参勤交代の行列や旅人が通った道沿いには、関所跡や旧道の面影が残り、県境が行政線以上の意味を持っていた時代を伝えます。町を代表する南関そうめんは、手でこね、よりをかけながら細く長く延ばす製法を受け継ぎ、南関あげは水分を抑えて保存性を高めた油揚げとして日々の料理に使われてきました。丘陵と谷に農地や集落が点在し、福岡県側への通勤・買い物など県境を越える往来は現在も身近です。人と物を通しながら見張った関所の町が、街道文化と手仕事の食を今へつないでいます。
最終更新日:2026年8月2日
南関町に江戸時代から伝わる、乾燥させた油揚げです。島原の乱の後、伊予松山地方から移り住んだ人々が製法を伝えたとされています。豆腐を薄く切って水分を抜き、二度揚げすることで常温でも長く保存できるように作られます。大きいものは20センチ角ほどあり、汁物や煮物に入れるとだしを吸うのが特徴です。甘辛く煮た南関あげで酢飯を巻く「南関あげ巻き寿司」も、地域の家庭料理や行事食として作られています。
南関町で250年以上にわたり作られてきた、手延べ製法のそうめんです。江戸時代には、肥後藩主が参勤交代の際に将軍家へ献上したと伝わります。生地を手作業で細く延ばす製法によって、茹でた後も歯ごたえが残る麺に仕上げられます。明治中期の最盛期には町内に200を超える製麺所があったとされます。現在も南関町の製麺所で伝統的な工程が継承され、夏の冷たいそうめんのほか、温かい汁物などにも使われています。
南関町にある公立図書館と公文書館。