広島県

府中市

ふちゅうし

広島市に囲まれた安芸郡府中町や、東京都府中市と同じく古代の「国府」をその名の起源に持つ広島県東部の府中市は、山々に囲まれ、芦田川の水系に抱かれた、歴史と伝統的ものづくりの息づく魅力的な街です。広島県お好み焼き界の初代王者に輝き、もやしを入れずミンチ肉の豊かな脂でそばをパリパリに焼き上げる「備後府中焼き」の香ばしい薫りが漂い、八十種三千株ものあじさいが美しく咲き誇る「あじさい寺(神宮寺)」や、出口町の「首無地蔵」が、ここで暮らす人々の日常を豊かに、そして味わい深く彩っています。 地名の由来は、約千三百年前の備後国を治める役所「備後国府」がこの地に置かれたことにあります。実はこの街は、昭和29年(1954年)3月31日に市制を施行しており、翌4月1日に市制を施行した「東京都府中市」とは、なんとわずか一日違いという奇跡的な近さで誕生し、現行のルールをすり抜けて同名の市が並立することになった日本唯一の非常にユニークな歴史を持っています。江戸時代には徳川幕府の直轄領(天領)や石見銀山からの銀を運ぶ宿場町として栄えた「上下町(じょうげちょう)」の白壁の町並みがあり、県下唯一現存する貴重な大正期の木造劇場「翁座」や、国の登録有形文化財「恋しき」が、かつての豊かな歴史の輝きを今に伝えています。厳しい目利きで丸太から厳選して作る日本屈指の高級ブランド「府中家具」のあゆみと、手仕事に誇りを持つ職人たちのあゆみが、現在の豊かな営みと交差しています。

最終更新日:2026年7月31日

LOCAL FOOD

郷土料理・ご当地グルメ

この地域で親しまれている味を2件紹介します。
府中焼き

薄く広げた生地へキャベツ、天かす、ひき肉、中華麺、卵などを重ね、鉄板で押さえながら焼いてソースで仕上げる府中市のお好み焼きです。豚ばら肉ではなく牛や豚のひき肉を使い、脂で麺を香ばしく焼く形式が地域で定着しました。麺、肉、具材、焼き方、ソースは店舗によって異なります。

備後府中焼き

薄く延ばした生地へキャベツ、麺、牛または豚の挽肉を重ねて焼く府中市のお好み焼きです。もやしを使わず、豚ばら肉の代わりに挽肉を加える点が特徴で、加熱中に出る脂によって麺の表面が焼かれます。高度経済成長期、共働き家庭の子どもの食事や間食として地域へ広がったと伝えられています。「備後府中焼き」の名称で、市内店舗、地域団体、アンテナショップなどが継承と普及に取り組んでいます。

RAILWAYS & STATIONS

府中市の鉄道駅・停留場

この地域には鉄道駅・停留場が8駅あります。
西日本旅客鉄道
福塩線 8駅
  • 上下
  • 下川辺
  • 中畑
  • 備後矢野
  • 府中
  • 河佐
  • 高木
  • 鵜飼
CULTURE & HISTORY

府中市の文化と歴史

この地域の文化施設、図書館、公文書館、城郭・城跡を紹介します。

文化施設

2件

府中市にある博物館、美術館、資料館など。

  • 府中市上下歴史文化資料館
  • 府中市歴史民俗資料館

図書館・公文書館

2件

府中市にある公立図書館と公文書館。

公立図書館

  • 府中市立図書館
  • 府中市立図書館上下分室
LEISURE & OUTINGS

府中市のおでかけ・レジャー

この地域のおでかけ先やレジャースポットを紹介します。

ABOUT TOWNARY

日本を散歩する、 街の辞書。

Townary JAPANは、日本全国47都道府県・市区町村の地域情報を起点に、道の駅、ご当地グルメ、歴史、文化、名所、交通、暮らしなど、街にまつわるさまざまな情報をつないでいく「日本を散歩する街の辞書」です。

有名な観光地だけを紹介するのではなく、地図を歩き、街から街へ情報をたどるうちに、これまで知らなかった場所や、少し気になる場所に出会えることを大切にしています。

旅をするときも、暮らす街を知りたいときも、目的を決めずに日本を眺めたいときも。Townary JAPANは、一つひとつの街の個性をつなぎながら、日本をもっと身近に、もっと面白く感じるための入口をつくっていきます。