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日本100名城

二本松城

福島県二本松市の二本松城は、応永21年(1414年)に畠山満泰が白旗ヶ峯を本拠としたことに始まるとされ、中世山城から近世城郭へ継続して改変された城です。蒲生・上杉・加藤氏らの支配を経て寛永20年(1643年)に丹羽光重が入封し、城と城下町を大規模に整えました。慶応4年(1868年)の戊辰戦争で焼失・落城しましたが、石垣や郭、江戸期の洗心亭などが残り、箕輪門も復元されています。

二本松城

INFORMATION

基本情報

所在地
福島県二本松市
種別
推定築城年代
応永21年(1414年)に畠山満泰が本拠を構えたことに始まるとされ、17世紀前半に近世城郭へ大規模改修。
築城者
中世の築城は畠山満泰と伝わります。加藤氏時代に近世城郭化が進み、寛永20年(1643年)入封の丹羽光重が城と城下町を整備しました。
現況
石垣・郭・堀跡などが現存。江戸時代の洗心亭が残り、箕輪門は昭和57年(1982年)に復元されています。

STORY

城の歩み

主な城主
畠山氏、伊達氏支配期を経て蒲生氏・上杉氏・松下氏・加藤氏。寛永20年(1643年)以後は二本松藩丹羽氏。
城の姿を変えた主な改修
発掘調査から、寛永4~20年(1627~1643年)の加藤氏時代に本丸石垣の拡張、高石垣、門・塀などの大改修が行われたことが判明しています。丹羽光重入封後は石垣・堀の修築と郭内・郭外を分ける城下町整備が進められました。
廃城・役目を終えた時期
慶応4年(1868年)の戊辰戦争で城が焼失・落城し、二本松藩の城としての役割を終えました。

HISTORY

お城の歴史

本文
二本松城は、安達太良山系の裾野にある白旗ヶ峯を中心に築かれた城です。応永21年(1414年)、畠山満泰がこの地に本拠を構え、二本松城と呼んだことが始まりとされています。急峻な丘陵を利用した中世城館として成立し、畠山氏の本拠として用いられました。

天正14年(1586年)に畠山氏が伊達政宗に滅ぼされると城は伊達氏の支配下となり、豊臣秀吉の奥州仕置後は蒲生氏郷の領地となりました。その後、上杉氏、再び蒲生氏の支配を経て、二本松城には会津側の城代が置かれます。さらに松下氏、加藤氏が城主となり、発掘調査では寛永4年(1627年)から寛永20年(1643年)の加藤氏時代に、本丸石垣の拡張や高石垣の構築、門や塀の改造など大規模な改修が行われたことが分かっています。

寛永20年(1643年)、白河から丹羽光重が10万700石で入封しました。光重は石垣や堀を修築するとともに、城内の武家屋敷と城外の社寺・町家を再配置し、郭内と郭外を分ける城下町整備を進めました。以後、二本松城は丹羽氏の居城として幕末まで続き、現在の二本松市中心部の町割にも城下町の構造が受け継がれています。

慶応4年(1868年)の戊辰戦争では二本松藩も奥羽越列藩同盟側として戦い、二本松城は戦火で焼失して落城しました。城としての役割を終えた後、旧城地は時代によって利用が変わり、のちに霞ヶ城公園として整備されます。城内には江戸時代の茶室・洗心亭が残り、石垣や郭、堀跡などの遺構が各所に残されています。

昭和57年(1982年)には箕輪門が復元され、平成5年から7年(1993~1995年)には本丸石垣の修築が行われました。平成19年(2007年)、二本松城跡は国の史跡に指定され、令和6年(2024年)には追加指定されています。中世の畠山氏時代、会津支城としての改変、丹羽氏の近世城郭、戊辰戦争という複数の時代の痕跡が同じ城内に残ることが、二本松城の大きな特徴です。

WHAT REMAINS

いま残る城の姿

今も残っているもの
本丸を中心とする石垣、郭、堀跡、大手門跡の門台石垣など。江戸時代の茶室・洗心亭が残り、箕輪門は復元されています。
建物はいつのもの?
城郭建物の多くは戊辰戦争で失われました。洗心亭は江戸時代の建物。箕輪門は昭和57年(1982年)の復元、本丸石垣は平成5~7年(1993~1995年)に修築されています。

HERITAGE

文化財として残るもの

指定されているもの
二本松城跡は平成19年(2007年)7月26日に国指定史跡となり、令和6年(2024年)に追加指定。城内の旧二本松藩戒石銘碑も国指定史跡です。

SOURCES

出典元

  • 二本松城(霞ヶ城)

    二本松市

    最終確認日:2026年8月9日

  • 国指定文化財|二本松城跡

    二本松市

    最終確認日:2026年8月9日

  • 日本100名城®一覧

    公益財団法人日本城郭協会

    最終確認日:2026年8月9日

  • 画像:Σ64 / Wikimedia Commons / CC BY 4.0 / 表示用にトリミング・リサイズしています

    最終確認日:2026年8月9日

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